2011年 09月 14日
楽しい時間
休日の過ごし方とか趣味は何かとかたまに聞かれたりすることがあります。
質問した人も僕のプライベートなんかにさほど関心はないんだろうけど会話の成り行き上雰囲気で聞いたりするんでしょうね。
そんな時返答にけっこう困ります。
1日中何も考えずに家でぼんやりしていたり、いつまでも読み終わらない本をダラダラ眺めていたり。
僕にはそれもけっこう楽しい時間だったりするんだけど、正直に答えると相手をかなり退屈な気分にさせてしまうから。
「休日は大振りなバックパックにゴアテック製のブレーカー、ビブラムソールのトレッキングブーツにコンパス、開高健とポケットバーボンを放り込んで信州あたりにマウントエスケープです」とかたまには得意げに言ってみたいですけどね。
インドアな男を哀れに思ったのか後輩が登山に誘ってきました。
僕みたいな完全な素人に山登りなんて無理じゃないかなぁとか思いつつも興味本位で付いて行くことにしましたよ。
それにしてもずいぶんと高い山ですな〜
もうかれこれ5時間近く登ってますよ。ガイドブックによるとなんでも頂上まで
7時間半くらいかかるんだそうな。
頂上近くにあった鳥居。
・・・
みなさん完全に無言状態。
登山中なぜか僕は高校時代に過ごした陸上部の合宿をずっと回想していました。
空はよく晴れていて星がとても近くに見えました。オリオン座が空一面きれいに輝いています。
深夜3時半頃無事頂上に到着できました。
22時頃出発したから約5時間半かかった訳ですね。素人の山登りにしては悪くないんじゃないですか。
それにしても暗いしものすごく寒い。
まるで断崖を隊列を組みながら登ってきた羊の群れが高原の斜面で休息をとるかのように沈黙を守りながら一方向を見つめていた人達がいます。
東の空が白んできましたよ。
雲海が見せるうねりの表情はとても力強く、幾重にも重なった限りなく透明に近いブルーが雲平線に射した光と混ざり合って幻想的な世界が広がっていました。
もうそろそろのようです。
きましたねぇ、とうとうお出ましですか。
だんだん明るくそして暖かくなってきましたよ。大自然が放つ眩しさとエネルギーの強さを全身に感じることができました。
深夜の登山中には暗くて拝めなかった絶景を堪能しながら朝6時に下山開始です。
歩いても歩いても雲の上。不思議と疲労感は無く、マイナスイオンパラダイスに身を浸してなんだか浄化されたような気がします。
自宅に帰り着いた時はまだ午前でした。約30時間は起きているのに眠気よりも激しい空腹感に襲われ、カツの卵とじとレモンを軽くしぼったカキフライを食べながらダラダラとビールを飲み始めました。
もちろん傍らには全然読み終わらない本を開きながらね。
質問した人も僕のプライベートなんかにさほど関心はないんだろうけど会話の成り行き上雰囲気で聞いたりするんでしょうね。
そんな時返答にけっこう困ります。
1日中何も考えずに家でぼんやりしていたり、いつまでも読み終わらない本をダラダラ眺めていたり。
僕にはそれもけっこう楽しい時間だったりするんだけど、正直に答えると相手をかなり退屈な気分にさせてしまうから。
「休日は大振りなバックパックにゴアテック製のブレーカー、ビブラムソールのトレッキングブーツにコンパス、開高健とポケットバーボンを放り込んで信州あたりにマウントエスケープです」とかたまには得意げに言ってみたいですけどね。
インドアな男を哀れに思ったのか後輩が登山に誘ってきました。
僕みたいな完全な素人に山登りなんて無理じゃないかなぁとか思いつつも興味本位で付いて行くことにしましたよ。
それにしてもずいぶんと高い山ですな〜
もうかれこれ5時間近く登ってますよ。ガイドブックによるとなんでも頂上まで
7時間半くらいかかるんだそうな。
頂上近くにあった鳥居。
・・・
みなさん完全に無言状態。
登山中なぜか僕は高校時代に過ごした陸上部の合宿をずっと回想していました。
空はよく晴れていて星がとても近くに見えました。オリオン座が空一面きれいに輝いています。
深夜3時半頃無事頂上に到着できました。
22時頃出発したから約5時間半かかった訳ですね。素人の山登りにしては悪くないんじゃないですか。
それにしても暗いしものすごく寒い。
まるで断崖を隊列を組みながら登ってきた羊の群れが高原の斜面で休息をとるかのように沈黙を守りながら一方向を見つめていた人達がいます。
東の空が白んできましたよ。
雲海が見せるうねりの表情はとても力強く、幾重にも重なった限りなく透明に近いブルーが雲平線に射した光と混ざり合って幻想的な世界が広がっていました。
もうそろそろのようです。
きましたねぇ、とうとうお出ましですか。
だんだん明るくそして暖かくなってきましたよ。大自然が放つ眩しさとエネルギーの強さを全身に感じることができました。
深夜の登山中には暗くて拝めなかった絶景を堪能しながら朝6時に下山開始です。
歩いても歩いても雲の上。不思議と疲労感は無く、マイナスイオンパラダイスに身を浸してなんだか浄化されたような気がします。
自宅に帰り着いた時はまだ午前でした。約30時間は起きているのに眠気よりも激しい空腹感に襲われ、カツの卵とじとレモンを軽くしぼったカキフライを食べながらダラダラとビールを飲み始めました。
もちろん傍らには全然読み終わらない本を開きながらね。
by balett_salon
| 2011-09-14 18:32
| trip