オバケドーナツ

契約している携帯電話会社から手紙が届き、「あなたの累積ポイントが来月になると失効されますよ」という内容が書かれていた。今までポイントやらに気にもとめなかった僕でも、無くなると言われるとなんだか寂しい気もしてきたので消化する事にしましたよ。



機種変更かHP上での商品交換でできるらしいんですが今の機種は古いけどとりわけ不満も無いしとりたてて欲しい商品も見当たらないし。

とりあえず目に入ったドーナツメーカーなるものを頼んでみました。

さっそく休日にドーナツ作りにとりかかります。粉と卵とミルクと砂糖をよく混ぜたっぷりのバターをフライパンに塗って・・・


なんだか昔よく読んだトラが木のまわりでバターになって169枚のホットケーキを食べるお話を思い出しましたが、この優秀なマシンを使ったらそんな手間は必要なくあっという間にできちゃいました。味も甘すぎず悪くない。しかも真ん中にきれいな穴まであいて。



僕が4〜5歳くらいの頃だと思いますが両親が忙しい時節になるとよく親戚の家に預けられ、今は亡きばあちゃんと一緒に手作りドーナツを作って食べました。

それはそれは形は大小様々オバケのようにいびつで、ましてきれいに穴なんかあいてません。
我々の間でオバケドーナツと命名されたその味はとても甘く、紅茶によく合う温かい味だったと記憶しています。



ところで、ドーナツにあいている穴はただの空間なのかそれとも穴の部分も含めてドーナツなのか。誰かが素朴で素敵な疑問を投げ掛けていましたがドーナツ好きを自称する人でもなかなか答えは見つかりそうもありませんね。